こうした意見が多いと思うので、実際にアクセンチュアで働いていた私が、出回っている評判の実態・裏側を解説します
この記事では、
- やばいからやめとけと噂されるリアルな理由
- 元アクセンチュア社員が暴露する、数多くある評判のリアル
- アクセンチュアの魅力、イマイチなところ(年収、残業、リアルな仕事内容)
- 一度落ちてリベンジ入社したから分かる、面接突破のコツ
こうした点を解説します。
注意
なお、コンサル転職にエージェントは必須ですが、超大手の有名エージェントではなくコンサル業界に特化しているエージェントを使ったほうがいいですよ
私は10社以上のエージェントを使いましたが、大手エージェントはコンサル業界への理解が浅すぎて全然頼りになりませんでした
個人的におすすめは無料のMyVisionですね。コンサル業界特化で、アクセンチュアやBIG4等への転職サポート実績がめちゃくちゃ多いです↓
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私について
- 元アクセンチュア社員
- 実際にアクセンチュアで働いていたから分かる話を盛り込みまくっておきました^ ^
なお、アクセンチュアの働き方のリアルやアクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法はこちらの記事で解説しています
※社会人経験が4年未満の人はアクセンチュアの第二新卒採用の対象になるので、こちら(アクセンチュアの第二新卒の難易度や対策のコツ)を参考にしてくださいね
もくじ
やばいからやめとけ?アクセンチュアの悪い評判と良い評判や口コミ【社員が暴露します】
アクセンチュアはやばいからやめとけという悪い評判は過去の話であり、現在は改善しています。
とはいえ、気を付けないといけないこともあるので、悪い評判と良い評判をここでは紹介しますね↓
アクセンチュアのイマイチな口コミや評判
私はアクセンチュアで実際に働いていましたが、結論、配属先をミスると本当に大変なことになります。
とにかく辛い時期がありました。具体的に私が経験したこととしては↓です。
- ほとんど知識・経験のない分野の業務を任され、「明日からお客さんと一緒に検討して、方針固めておいてね」という適当すぎる指示
- 上司からの指摘は重箱の隅をつつくようなものであり、毎日小言を受ける
- そんな上司は、上司の上司から毎日激ヅメされている(メンバーはそんな姿を見せられる)
- 同僚はいかに自分のほうが上司から評価されるか?の鬼マウント
激ヅメってな〜に?
激ヅメ:言い返す余地もないほどに、完璧に論破&冷静に淡々と叱責されること。注意よりもキツく、恐喝よりは優しい
用例:「あいつ、さっき激ヅメされてたから一杯奢って励まそうぜ」「私は今日、激ヅメされるだろうか?いや、されるだろう」
これはほんの一部です。思い出しただけでも吐き気がします。。。当時は本当に本当に辛かったです。
ただ、私が経験した地獄は配属した部署と業務が失敗だっただけで、異動したことでアクセンチュアは最高な環境に変わりました。
アクセンチュアの良い口コミや評判
辛い辛い業務もありましたが、自分に最適な部署をちゃんと調べ直し&異動し、自分に適したプロジェクトに配属することでアクセンチュアは最高な環境に変わりました。辛かった原因は配属先のミスマッチだったんですね。
自分に適した部署とプロジェクトに異動したことで、↓のように感じられました。
- 数ヶ月単位でプロジェクトが変わるため、日々の業務が飽きない&成長を感じられる
- 時には残業が多くなってしまう時もあるが、自分が好きな領域(業務)だからこそ、たいていの残業は苦痛にならない
- 苦手な上司・同僚が居ても、数ヶ月単位でプロジェクトが変わるので、別の上司・同僚と仕事をすることができる
プロジェクトとは
クライアント企業に対して何かの変革を提供する際の計画のこと。一つのプロジェクトで3〜10人、中には数百人が配属します
アクセンチュアに入社すると基本的に一人あたり一つのプロジェクトに配属し、数ヶ月間、毎日その業務をします
部署とプロジェクトの違い
プロジェクトは一時的に配属し、部署は基本的にずっと所属し続けます。「自分が何の領域を専門とするか」によって配属する部署とプロジェクトが変わります
例:テクノロジー部署所属のAさんが、X社の経理業務の自動化プロジェクトへ参加。Aさん以外には、経理に詳しい部署のBさんも参加
異動したことでアクセンチュアは最高な環境に変わりました。大事なのは部署とプロジェクト選びなんですよね。
だからこそ、アクセンチュアへの転職サポート実績が豊富な無料エージェントを頼り、適した職種がどれかを相談すれば失敗しないなと個人的には思います。
また、面接対策の意味でもエージェントを使うのが合理的なんですよね。
実際、私は一度落ちてからリベンジで転職しましたが、初回は公式サイトから自分で応募して、リベンジの時はエージェント経由でした。
コンサル転職ではエージェント活用が必須ですが、それを知らず、
公式サイトから一人で直接応募をしてしまった自分に下記の質問をぶつけてやりたいです↓
- アクセンチュアが選考通過を判断しているポイント&それをどんな質問で判断するかを知らなくて大丈夫?
- アクセンチュアの面接で好まれる回答のパターンは知ってる?
- アクセンチュアの面接でほぼ確実に出題されるケース面接の通過率は20~30%らしいけど、ちゃんと模擬面接した?まさか本だけで対策しようとしてない?
- 希望年収はいくら位と回答すべきか分かってる?自分のスキル以上の年収を希望すると落とされるリスクがあるよ?
- コンサル転職なんだから、他の候補者は当たり前にエージェントを使って対策してくるのに、自分一人で応募して大丈夫なの?
本当にこれなんですよね。マジで全然分かっていなかったです。私は就活の経験を踏まえ面接に自信がありましたが、それでも落ちました。
でも数年後にリベンジ合格した際は、応募した時点で↑について全て理解していました。
「これ進◯ゼミでやったところだ!」状態だったので、
1次面接が終わった時点で「これは面接突破しただろうな」と確信していましたし、
最終面接中に「ぜひ一緒に働きましょう」と面接官から打診されたほど圧倒して内定できました
結果的に年収は2倍になり、20代で800〜900万円くらいになりました。
なおリベンジ合格した際は転職エージェントを使いました。先ほど少し解説しましたが、
- アクセンチュアの面接はどんな回答をすると通過しやすいか?好まれる回答のパターン
- 難関であるケース面接を突破するコツ&模擬ケース面接の経験
- 希望年収を質問された際に、いくらと回答すれば落とされないか
とか、全部教えて貰ったのでそりゃ合格しますよね。
正直、「エージェントを使って応募すると、こんなにネタバレしてくれるのかよ…」と、むしろ悔しかったですね。
コンサル転職にエージェントは必須なので、他の応募者は当たり前にエージェントを使って対策してくるんだから、
たった一人で直接応募するよりも、エージェントにネタバレしてもらって応募した方がどう考えても内定しやすいに決まってますよね。
わりとおすすめなのはMyVisionで、アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
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下記の紹介実績があるみたいですね。
なお、コンサル業界を専門としているエージェント以外は使わないでください。
CMでよく見る大手エージェントはコンサル業界に全然詳しくないので、選考対策のコツとかアクセンチュア対策のポイントを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
なお、先ほど紹介したMyVisionはコンサル業界に特化しているので、わりとおすすめです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
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プロジェクトが変わればまるで別会社。だからこそ多様な口コミや評判が存在する
先ほどこちら(アクセンチュアのリアルな評判)でご説明したように、私一人をとっても配属した部署やプロジェクトによって、全く別の会社のように色を変えるのがアクセンチュアなんですよね。
だからこそ、良くも悪くも様々な評判や口コミが存在するのかなと思います。
また、アクセンチュアに興味がある場合はこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)も参考にしてくださいね
さて、そんなアクセンチュアの働き方の実態について、次で解説します↓
やばいからやめとけ?アクセンチュアは激務?評判と口コミ【働き方のリアル】
アクセンチュアは激務でやばいからやめとけという噂も昔はありましたが、現在は改善しています。
具体的には下記です↓
評判や口コミ(アクセンチュアの激務さついて)
アクセンチュアは激務という噂もありますよね。
これを踏まえてアクセンチュアは働き方改革に積極的に取り組んできましたが、その結果として社員からは下記のような口コミがあります。
- 数年で劇的に働く環境が改善した
- 以前は体力勝負の色が強い会社であったが、今はすごく働きやすい会社だと思う
- 意識改革の効果がではじめている
- プロジェクトによって改善されたり、道半ばだったり…
- 管理職レベルで、生産性向上改善意識がついてきた
- 本格的に現場に浸透しつつあると思います
- 概ね好意的に受け止められ、且つ、一定の効果は出ている
引用元:アクセンチュア公式サイト
実際、私もアクセンチュアに入社する際は外資コンサルなので激務を覚悟して入社しましたが、「アクセンチュアはこんなにホワイトな働き方なのか・・!?」と驚きました笑
なお、アクセンチュアの働き方について動画ではこちら(アクセンチュアの働き方のリアル)にて解説しています。
プロジェクト終了後は長期休暇をとる社員が多い
おまけの情報として、アクセンチュア(というかコンサル会社全般)は、プロジェクト終了後にまとまった休暇(1~2週間や1ヶ月など)を取得する社員が多いです。
このメリットとしては、世間が混んでいない時期に旅行などができる点ですね(もちろん年末年始やお盆は通常通りお休みですよ)。働くときは働き、休むときはガツンと休むという文化があります^ ^
アクセンチュアの働き方のリアル
残業・ワークライフバランス
日本法人の社長が代わって以来、アクセンチュアは働き方の改善に本腰を入れていました。
具体的には、
- 残業は月の上限が決められており、それを超える場合は部署の偉い人に申請が必要。隠れ残業も絶対禁止
- 土日はしっかり休む。チャットで連絡をすること自体がちょっとNGな雰囲気がある
- 有給はプロジェクトに影響がなければ簡単に取得できる(たまに有給の理由を聞く会社があるらしいですが、あり得ません。理由なんて聞かれず、「ゆっくり休んでね〜」という雰囲気
- フレックス制度や在宅勤務制度があり、プロジェクトによって簡単に利用できるためプライベートと仕事の調整が取りやすい
記載しているものの中には「そんなの当たり前やろ!」みたいなものもあるかもしれませんが、コンサル業界的にはすごいことなんです。
コンサル会社は長時間労働が当たり前の業界ですが、そんな業界に所属しながら上記の取り組みを徹底して行なっていることに対し、私は入社したての頃に衝撃を受けましたw
アクセンチュアの優れた制度【上司ガチャ対策】
先ほどちょっとだけ触れましたが、アクセンチュアの(というかコンサル会社の)文化は、上司ガチャ対策に優れています。
理由としては、アクセンチュアの仕事は、数ヶ月単位のプロジェクトを繰り返すことで構成されているからですね。
アクセンチュアに入社すると基本的に1つのプロジェクトに配属し、2〜6ヶ月,1年前後はその業務をします。このため、プロジェクトが終了すれば、また他のプロジェクトに配属することになるので、上司やメンバーが自然に入れ替わるんですよね。
もちろん、プロジェクトが終了せずとも、希望すれば途中で別のプロジェクトに配属を変更することもできるので、とんでもない上司や同僚に巡り合ってしまった時はすぐさま変更できますw
一般的な企業では配属すると数年はその部署で働き続けることが普通であり、だからこそ変な上司や同僚に巡り合った時は地獄、上司ガチャなんて言われますよね。
アクセンチュアであれば、配属するプロジェクトをどこにするか、配属してからそこに所属し続けるかも自分で決められるので、自分が働くメンバーは他の会社よりもずかなりコントロールしやすいのが魅力ですね。
女性の働きやすさ
女性、そして男性の働きやすさもかなり整備しているようです。むしろ女性だけでなく男性も育児休暇を取得しやすい文化がありました。
公式サイトに記載されていますが↓のような制度があります。
- 母体保護休暇:妊娠中の体調悪化時に80時間までの休息、定期受診等で月1回まで通院のための特別有給休暇を取得できる
- 配偶者・ライフパートナー出産休暇:出産日の前後1か月以内に1労働日、特別有給休暇を取得できる
- 子の看護休暇:小学校就学前の子の怪我、疾病、あるいは予防のため、子の人数に応じて年間40時間または80時間の休暇を取得できる
- 育児休憩時間:子が1歳になるまで、女性社員は休憩時間のほかに1日2回各30分まで(または1日1回1時間)、子を育てるための時間を有給扱いで取得できる
- ベビーシッター補助:ベビーシッターの利用にあたり、初期費用100%、利用費50% (上限2万円/月)を会社が負担
- 介護休業:要介護状態にある家族の介護時、最長1年間は休職期間の延長が可能
- 出産休暇:産前6週間、産後8週間の出産休暇を取得できる
- 育児休業:2歳まで育児休業を取得できる
- ベビーシッター法人契約:当日ベビーシッター予約可能且つ病児保育対応のためお子様の急病や急な仕事が入った場合でもお子様を預けられる
- 育児コンシェルジェサービス:育児全般に関する問い合わせに経験豊富な育児コンシェルジェが対応してくれる
引用元:アクセンチュア公式サイト
実際、私の周囲には男性で育児休暇を2年間取得していた男性が居て、復職後もバリバリ働いていました(当然、役職に変動はなく、休職前の役職で復帰していました)
なお、アクセンチュアでの働き方のイメージ動画はこちら(アクセンチュアの働き方、内定しやすい応募経路)で解説してます
さて、そんなアクセンチュアは年収がめちゃめちゃ高いことでも有名ですよね。次で解説します↓
アクセンチュアのやばい年収の評判と口コミ
アクセンチュアはやばいほど年収が高い?という評判もあるので解説します↓
アクセンチュアの平均年収
どれくらい残業するかによって異なりますが、マネージャー以上なら1,000万円超えが多く、マネージャー以下でも平均より高い給料を貰えると思います。
残業時間にもよりますが、大体↓をイメージしていただければOKだと思います。
- アナリスト:400〜600万円前後
- コンサルタント:550〜800万円前後
- マネージャー:1,000万円〜
- シニアマネージャー:1,500万円〜
- ディレクター:2,000〜3,000万円
- マネージングディレクター:3,000〜5,000万以上
実際、私はマネージャーになる前の頃も年収900万円くらいでした(貰いすぎやろ、と今でも思います)。
早い人であれば20代でマネージャーになったり、マネージャー以下でも残業代を含めると、20代や30代前半で年収1,000万円超えの人は社内にたくさん居ました。
アクセンチュアの年収への評判や口コミ
アクセンチュアの年収はかなり高いですが、意外とイマイチな口コミもあったので紹介しますね。
アクセンチュアの年収のイマイチな口コミ
アクセンチュアの年収に対するイマイチな口コミとしては下記があります。
完全実力主義で、その年の評価が年収にかなり反映されるのでプレッシャーがある
ボーナスが多くないし、年に一度しかない。その代わり基本給が高いけど。
アクセンチュアの年収の良い口コミ
アクセンチュアの年収に対する良い口コミとして、下記のような声を聞くことが多かったですね。
一般的な日系大手企業よりはるかに年収が高いので、生活にかなり余裕ができる
給与水準が高いからか、アクセンチュアに転職するとほぼ確実に年収上がるらしく、実際私もUPした
退職後に広がるキャリアパス
アクセンチュアに入社すると、在籍時に高い年収が得られることはもちろんですが、転職してからも割と良い条件(年収やポジション)が得られるようです。
というのは↓のような理由のためです。
- コンサルタントとして鍛えられると、頭の使い方、綺麗&伝わる資料の作成方法、部下のマネジメント能力が伸びる
- 若いうちからクライアントの部課長や役員クラスと日々会話するので、偉い人とのコミュニケーションスキルが伸びる
- 「一定の入社難易度が存在するアクセンチュアに入社できた人」と見られるので、選考段階である程度信頼される
実際にアクセンチュアから離職するメンバーは、事業会社(大手、ベンチャー)に行ったり、起業したりする人が多かったです。
このように、アクセンチュアは平均年収が高い&働きやすくなっています。それにも関わらず「やばいからやめとけ」なんて噂がある理由について、次からリアルな解説をしますね
※それよりも実際の社風について知りたい場合は本記事後半のこちら(アクセンチュアはどんな会社?)を参考にしてくださいね^ ^
なおアクセンチュアの中途採用ではほぼ確実にケース問題というものが出題され、この通過率は20~30%と言われています。
アクセンチュアに一度落ちてリベンジ合格した私が思うに、ケース面接対策(中途の通過率20〜30%)ができない応募方法はおすすめしません↓
応募経路 | ケース面接対策 |
公式サイト | できない |
リファラル(社員の紹介) | できない ※知り合いのアドバイスは再現性がない(合格させた実績が少なすぎる) |
転職サイト | できない |
エージェント | 徹底的にできる&過去の面接データも貰える |
エージェント一択ですね。実際、私は一度アクセンチュアに落ちた数年後、エージェントに相談したらリベンジ合格できました。
※再応募までの数年間で特にスキルが変化したわけでもなく、「エージェントを使ったかどうか」だけの違いしかありませんでした
ただし、注意点は
エージェントを使うなら「コンサル業界に特化したエージェント」を使ってくださいね
私はコンサル業界に特化していないエージェントも数社使ったことがありますが、コンサルに詳しい担当者が居ないので全然頼りなく、時間の無駄に終わりました…
なお、個人的には無料のMyVisionが割とおすすめですね、アクセンチュアへの転職サポート実績がとても多いです。
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アクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。
ケース面接については、詳しくはこちら(アクセンチュアのケース面接の対策方法は?)でも解説しています
やばいからやめとけ?アクセンチュア
アクセンチュアがやばいと噂される背景とその実態について次から解説しますね。
やばい噂の背景
アクセンチュアがやばいと噂される背景の1つに、2022年3月に報じられたニュースがあります。
違法残業で書類送検のニュース
令和4年3月8日、法人としての当社および他1名が労働基準法違反の疑いにより、東京労働局から書類送検されました。
現在、関係機関からの調査が入っており、真摯に協力を行っております。関係者の皆様にご心配をお掛することになり、深くお詫び申し上げます。
引用元:アクセンチュア公式サイト
「めちゃめちゃ残業させたのか?」と思うかもしれませんが、実は少し補足すべきことがあるんですよね。次で解説します。
やばいニュースの実態
「めちゃめちゃ半端じゃないほど残業させまくっていたのか?」と思うかもしれませんが、
実態としては「社員を残業をさせる(1日8時間×5日=週40時間の労働を超えた稼働)にあたって必要な協定の手続きに不備があった」という点がポイントになります。
とはいえ残業が集中していたことも事実だと思うので、アクセンチュアには、
- 残業のための正しい手続きをする
- 過度な残業はさせない
これを気をつけてほしいですよね。
※とはいえ、先ほどこちら(アクセンチュアの働き方のリアル)で解説したとおり、コンサル会社の中ではとても働き方改革に取り組んでいる会社なんですよね。
やばい噂は他にも?
違法な残業に関するニュースについて解説しましたが、「やばい」と噂される理由はそれ以外にもあるんですよね。
昔は確かにやばい会社だった
2014年12月、人材紹介会社が来社し、「アクセンチュアの評判が悪く、これ以上人材を紹介できない」と告げた。
引用元:日経ビジネス
アクセンチュアがやばいと噂される理由のもう1つの理由は「2014年以前は、人材紹介会社からの評判がめちゃくちゃ悪かった」というのがあるんですね。
2014年頃に現在の日本法人の社長が就任したのですが、その社長が人材紹介会社から「御社には人材紹介できないよ」と言われてしまった、ということですね。
人材紹介会社の仕事は?
転職を希望している人に対して、オススメの会社を紹介し、紹介先の企業から報酬を得ている会社ですね。よくCMで見るリクルートやビズリーチ、dodaがこれですね
確かに2014年以前のアクセンチュアはめちゃめちゃ働き方がハードだったので、社員がどんどん辞めていたんですよね。
人材紹介会社からすれば、そんな会社への転職をオススメできなくなるのは当然ですよね。
現在はかなり改善した
この実態を受けて、現在の社長はアクセンチュアの働き方改革に本気で取り組みました。
結果として残業時間はめちゃめちゃ改善し、離職率も大幅に改善したようです。
※詳細はこの記事の後半で解説してます(アクセンチュアの離職率)
人気企業となった現在
アクセンチュアの働き方がかなり改善された結果として、下記のように社員数もめちゃめちゃ増えたんですよね。
このため、他の外資系コンサル会社と比較してもアクセンチュアの社員数はかなり多くなっています。
※出所:各社の公式サイトの情報をもとに作成
ちなみに
アクセンチュアが働き方改革に取り組み始めた2014年といえば、世間的に働き方改革が叫ばれ始める直前くらいの時期でした。
コンサル会社は昔から「めちゃめちゃめちゃ超働いて当然」みたいな文化が根強かったので、外資コンサルのアクセンチュアがこの慣習にメスを刺すというのはかなり革新的なことだったんですよね
やばいニュースは残念
このように、アクセンチュアは現在の社長になってから本当に本気で働き方改革に取り組んできた&現在も取り組んでいるんですよね。
実際に私も社員として働いていたので、その本気度はよく理解できました。
とはいえ、
- 残業に必要な手続きに不備があったこと
- 残業をたくさんさせる社員が残っていること
- そういう社員を即座に見つけて止めること
上記を頑張ってほしいなと思います。
さて、やばいと噂される背景や現在のアクセンチュアについて解説しました。
続いて、「やめとけ」なんて噂がある理由についてもサクッと解説しますね↓
アクセンチュアはやばいからやめとけと言われる理由
先ほどまでアクセンチュアのやばい噂の実態について解説しました。
これを踏まえて、「やめとけ」と噂される理由についてもサクッと解説しますね。ポイントは「バランス」だと思います。
アクセンチュアはやめとけの理由(中途)
アクセンチュアに転職するのはやめとけと言われる理由は下記があるかと思います。
- 一般的な企業よりも忙しい
- 高い仕事レベルが求められる
ただし非常に高い年収が得られる&コンサル業界の中でも働き方改革をしっかり進めているという点は大きな魅力であり、そうした点とのバランスが気になるかと思いますので、これ以降の項目で解説しますね。
※なお中途入社を迷っている方はこちら(アクセンチュアへの中途入社は厳しい?)も参考にしてみてくださいね
アクセンチュアはやめとけの理由(新卒)
アクセンチュアに新卒入社するのはやめとけと言われる理由としては、一般的な日系企業よりも忙しいという点があるかと思います。
とはいえ、東大・京大生が入社したい会社ランキング2位、早慶学生が入社したい会社ランキング1位(参考:ITmedia NEWS)になるだけあって、新卒で入社するメリットとしては下記があります。
- 一般的な日系企業の人材よりも圧倒的なスピードで仕事を処理するスキルが身に付く
- 若いうちから責任のある仕事をするチャンスが豊富にある
- 転職の際、経歴が有利に働く可能性がある(少なくともアクセンチュアに新卒入社したことがマイナス評価になることは少ない)
- 高い年収が得られる(20代で年収1,000万円の人がゴロゴロ居る環境)
このように「やめとけ」なんて噂もあるアクセンチュアですが、職種やプロジェクトが変わればまるで別会社なのがアクセンチュアです。だからこそ、良くも悪くも多様な評判があるんですね。
じゃあ実際どんな社風なのか?という点が気になると思うので、次で説明しますね。
また、アクセンチュアに興味がある場合はこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)も参考にしてくださいね
※なお、アクセンチュアへ転職するコツについては本記事の後半のこちら(アクセンチュアへ転職するコツ)でも解説しています
アクセンチュアはどんな会社か【どんな部署・業務がある?】
会社概要
概要としては↓ですが、
会社名 アクセンチュア株式会社 本社 〒107-8672 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
設立 1995年12月(創業は1962年) 資本金 3億5千万円 従業員数 約19,000人(2022年6月1日時点) 引用元:アクセンチュア公式サイト
これだけでは全然イメージしにくいと思うのでアクセンチュアに存在する部署とその概要をお伝えします!
事業内容(4つの部署が存在)
アクセンチュアには4つの部署が存在し、「ストラテジー & コンサルティング」「ソング」「テクノロジー」「オペレーションズ」という部署が存在しています。
4つの部署の簡単な違いとしては↓です(私の当時のイメージです)。
- ストラテジー&コンサルティング:クライアントの戦略策定や、立てた戦略の実行サポートが多い
- ソング:実行サポートの中でも、マーケティングや広告領域のテーマが多い【最近は特に領域に力を入れている】
- テクノロジー:SIerっぽいイメージ。エンジニア系のメンバーが所属
- オペレーションズ:実行サポートからさらに踏み込んで、もう代行しちゃいますよ、という部隊
じゃあ自分はどの部署が適しているの?という人は、本記事のこちら(アクセンチュアのどの部署ならミスマッチしない?)で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね^ ^
とはいえ、最近のアクセンチュアはいわゆる堅苦しい外資コンサルってイメージではなくなっています。
最近のアクセンチュアのイメージ
まず↓の動画を見てみてください(アクセンチュアのイメージがガラッと変わりますよw)
どうでしょう?なんとなくイメージ変わりますよね〜
「コンサルティング」と聞くと、お堅い雰囲気でスーツを着た人たちが、戦略について説明しているイメージがあったりしませんかね?
アクセンチュアはこうした古く堅苦しいコンサルティングから脱却し、服装なんてTシャツ一枚でもなんでも良いし、ロジカルさを追求しなくても良いから、クリエイティブなコンサルティングもしていきましょう、という流れになっています。
というのは「今までの固っ苦しいコンサルを続けても、お客さんのことを成功させるなんて無理じゃね?クリエイティブを取り入れないとダメじゃない?」という考えがあるからなんですよね。
アクセンチュアの社風(外資だけどドライじゃないかも?)
外資系コンサルティング会社と聞くとすごくドライなイメージを持たれるかもしれませんが、アクセンチュアは割と暖かいほうです。
例えば、
- 社員一人に一人のカウンセラー(同じ部署で自分よりも高い役職の人)が設定されているので、悩みや不満があれば相談できる
- 「もっと自分に合っている部署やプロジェクトがあるはず」と思えば、すぐに異動できる(異動に対して偏見のある人もいるかもしれませんが、アクセンチュアでは異動は日常茶飯事で、プラスに受け取る文化があります)
- クビを推奨されることは本当に稀で(私の周りでも聞いたことがありません)、むしろ辞めようとしている社員がいればどんどん相談に乗り、辞めることがその人のキャリアにとってプラスなら応援するという文化がある
このように、思った以上に人間らしい文化がありました。私も「あれ、意外とドライじゃないんだな〜」という印象でした。
外資コンサルはどんどん社員をリストラするの?」なんてイメージがある人も多いと思いますが、アクセンチュアはそういった文化はありませんでした。
結果として、離職率は大幅に改善しているみたいです(次で解説します)
アクセンチュアの離職率は大幅に改善しているらしい
アクセンチュア在籍時は、肌感覚としても周囲で離職する人が多いな〜と感じていました。
とはいえ、コンサルティング会社って元々一つの会社に長く在籍するタイプの人は少なく、「3年くらいガッツリ働いて能力とキャリアを高めて、他の会社に転職しようor起業しよう」みたいな文化が強いので、構造的に離職率は高くなるんですよね。
その中でも、アクセンチュアは離職率は大幅に下がっているようです。
二桁台だった退職率も、半減して一桁台になりました。
というのは、これまで解説してきた通り、残業の規制や、男女ともの働きやすい環境を整備しまくったからなんですよね。
さて、アクセンチュアの社風や離職率が大幅に改善しているという点は分かりましたが、
じゃあ自分はどの職種が合っているんだろう?と気になると思うので、どんな部署が存在するか&配属の見極めのコツを説明しますね。
アクセンチュアの仕事内容【自分にはどこの部署が適している?】
アクセンチュアにはどんな仕事がある?
アクセンチュアには大きく4つの部署が存在しますが、それぞれで募集している職種について、私のイメージをお伝えします。「自分がどこに興味ありそうか?」の観点で見てもらえると良いと思います^ ^
ストラテジー&コンサルティング
- 戦略コンサルタント:企業の戦略立案や、そのための調査を実施する。社内メンバーと比較してもとにかく頭がキレるメンバーが所属している
- 特定業務の実行サポートコンサルタント:特定領域(営業やカスタマーサポート、サプライチェーン、人材・組織、財務など)を得意としたメンバーで、この領域の中期戦略や実行サポートを実施する
- M&Aコンサルタント:企業の買収・売却に関するテーマを専門とする
ソング
- エクスペリエンスコンサルタント:企業が提供する商品・サービスによって「消費者の日々の体験をどうより良いものにするか?」をテーマに、それに関する戦略の検討や社内メンバーとの連携を実施する
- クリエイティブディレクター、コピーライター等:商品やサービス、広告のクリエイティブをデザインする
- マーケティングサイエンティスト:マーケティング関連データを分析の上、実行プランに落とし込む
テクノロジー
- 各種エンジニア:Web、SAP、AWS、セキュリティ、クラウド、その他各種ソリューションを専門としたエンジニア。↑で紹介したメンバーが検討した内容をもとに、それを実現するシステムを構築する
オペレーションズ
- BPOコンサルタント:特定業務の実行サポートコンサルタントが二人三脚のイメージとすれば、BPOコンサルタントは代打のイメージで、その業務を丸ごと代行する(営業やカスタマーサポート、サプライチェーン、財務など)
ここで記載したものは一部であり、非常に多様な職種を募集しています。
では、どこが適しているか?を見極めるポイントを解説します。
どこの部署が適しているか【どの部署ならミスマッチしない?】
どこが向いているか?について、私が考える簡単な見極めを記載しておきます。
好き/経験 | 向いている職種 |
---|---|
企業の中長期戦略を考えたり、泥臭くても調査をするのが好き | ストラテジー&コンサルティング部署の戦略コンサルタント |
特定領域(営業やマーケ、人事、経理など)で業務経験があり、その領域の戦略策定や改善施策検討や実行サポートが好き | ストラテジー&コンサルティング部署の特定業務の実行サポートコンサルタント |
特定領域(営業やマーケ、人事、経理など)で一定期間働き、その領域の業務を実行するのが好き | オペレーション部署の各領域コンサルタント |
M&Aをテーマにしたい | ストラテジー&コンサルティング部署のM&Aコンサルタント |
マーケティングがとにかく好き | ソング部署のエクスペリエンスコンサルタント |
マーケも好きだし、広告代理店などで働いていた | ソング部署のクリエイティブ系職種(デザイナー等) |
エンジニア経験がある | テクノロジー部署 |
さて、本記事をここまで読んでくださった方はかなり真面目なタイプだと思いますので、
本記事の最後のテーマとして、アクセンチュアから実際に内定を獲得するコツを次でご紹介しますね。
アクセンチュアの転職対策
アクセンチュアへ中途入社するコツ【一度落ちたからこそ分かる】
私の経験上、アクセンチュアに中途入社するには下記が重要です。
- アクセンチュア特有の選考への対策をしっかりする(特にケース面接)
- アクセンチュアと関係が深く、面接サポート実績が豊富なエージェントを活用する
アクセンチュア特有の選考とは
ケース面接はコンサル会社の面接でよく実施されるのですが、
例えば「(前職の)会社の売上を2倍にするにはどうすればいい?」といった「答えのないお題」に対して論理的に回答する、というものです
お題は会話の流れで適当に出題されます。通常の質疑応答の途中で出題され、約20〜30分かけてじっくりケース面接をします
なおアクセンチュアの中途採用におけるケース面接の通過率は約20〜30%と言われており、しっかり対策しないとまず落ちます。
また質疑応答のコツもアクセンチュア独特のものがあったりする&応募職種によってコツも変わるので、アクセンチュアと関係が深く最新情報を持っているエージェントを使って対策することが重要です。
実際、私は一度エージェントを使わずにアクセンチュアの中途採用に応募しましたが、落ちてしまいました。。。
コンサル業界への転職にはエージェントが必須ですが、当時はこれを理解できていませんでした。
しかし、数年後に転職エージェントを活用し再度アクセンチュアの中途採用を受け、合格することができました。
エージェントからはケース面接対策に加え、各面接での回答のコツや最終面接官の傾向までも教えてもらえたので、事前準備を超入念にして挑めたんですよね。
なおアクセンチュアの面接対策には、無料のMyVisionが個人的にオススメですね。コンサル転職の支援実績がとても多いです。
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おすすめの応募方法
もしアクセンチュアに興味がある場合は、やってはいけない応募方法をこちら(アクセンチュアでやってはいけない応募方法【落ちた事例あり】)で解説しているので参考にしてくださいね^ ^
まとめ:アクセンチュアはやばいからやめとけという悪い評判や口コミの理由
今回の記事で解説した内容は主に下記です
まとめ
- アクセンチュアは配属先の見極めが大事。それ次第で天国にも地獄にもなる
- アクセンチュアでは多様な人材を集めており、入社の間口が広がっている
- 平均年収は高く、同時に働きやすい環境が存在する(上司ガチャ対策など)